初めての予防接種(ワクチン)

〒994-0015
山形県天童市泉町1丁目7−3
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初めての予防接種(ワクチン)

初めての予防接種(ワクチン)

◎生後初めての予防接種は、生後2か月になったらすぐに指定の医療機関で受けましょう。

◎予防接種は、大切なお子さんを守るための、とても大切な医療行為です。

◎赤ちゃんへの注射でいろいろ心配も多いかと思いますが、丁寧に解説していきますね。

ざっくりと

  • 赤ちゃんの初めての予防接種は、生後2か月になったら早めに始めるのがおすすめです。
  • 1か月健診が終わったら、早めに予約を取りましょう。
  • 当日は、予診票、母子健康手帳、お子さんのマイナンバーカードまたは資格確認書をお持ちください。
  • 初回は、通常、飲むタイプのロタウイルスワクチン1つと、注射3つを行います。
  • ロタウイルスワクチンを飲みやすくするため、授乳は接種の1時間前までに終えておくのがおすすめです。
  • 接種後30分間は、院内または医院の近くで様子を見てください。

1か月健診が終わったら、初めての予防接種の予約をお取りください。


初めての予防接種をWEB予約する

初めての予防接種:当日の早見表

項目 目安 ポイント
開始時期 生後2か月になったら早めに 1か月健診が終わったら予約を取りましょう
持ち物 予診票・母子健康手帳・資格確認書類 予診票は事前に記入しておいてください
服装 脱ぎ着しやすい服 前開きの服や股にボタンがある服がおすすめです
授乳 接種の1時間前までに ロタウイルスワクチンを飲みやすくするためです
当日の体温 37.5℃未満 37.5℃以上では接種できません
初回の内容 飲むワクチン1つ+注射3つ ロタ、5種混合、小児用肺炎球菌、B型肝炎などです
接種後 30分は院内または近くで様子を見る 急な副反応に備えるためです

初めての予防接種で親御さんに知っておいてほしいこと

初めての予防接種で親御さんに知っておいてほしいこと

生まれて間もない赤ちゃんへの予防接種(ワクチンデビュー)。親御さんはとても心配な気持ちになりますよね。赤ちゃん用の細い針を使う、痛みを長引かせないように手早く行うなどの対策はしっかり行いますが、やっぱり大半のお子さんは痛みで泣いてしまうものです。親御さんは、注射の前にとても緊張したり、まるで自分が注射されたような痛みや辛さを感じたり、悲しくなったりすることがあるかもしれません(特にちょっと前までお腹の中に赤ちゃんを宿していたお母さんは殊更そうですね)。これって、とても自然なことです。そんな時は、診察室で安心して気持ちを表現していただいて構いません。また、針を見るのが苦手な方は注射の瞬間には目を背けていても構いません。
注射が終わったら、お子さんをしっかり抱きしめて、「頑張ったね」と声をかけてあげてください。痛みで泣いてしまったお子さんは、心ゆくまで大きな声で泣かせてあげてください。注射の痛みは一瞬です。しばらく抱っこしていると、ほとんどの場合赤ちゃんは落ち着きます。

予防接種の流れ(当院の場合)

  1. 予約を取る

    WEB予約をお取りください。「1か月健診が終わったらすぐ予約」がおすすめです(もちろんその前でも構いません)。
    予約取得後、来院の少し前に必ずWEB問診をお済ませください

  2. 事前準備

    市町村から配布されている「予防接種と子どもの健康」をお読みください。
  3. 予診票を記載する

    あらかじめ紙の予診票を記載してください。
    (お住まいが天童市外の方は「広域予防接種券」が必要です。お住まいの自治体の役所にお問い合わせください)

  4. 来院する

    以下のものをご持参ください。

    • 予診票
    • 母子健康手帳
    • 診察券(初めての受診の際は不要)
    • お子さんのマイナンバーカード(もしくは資格確認書)

    37.5度を越える発熱がある場合や、発熱から1週間未満の場合、咳や下痢などの症状が強い場合は予防接種が延期することがありますので、事前にご連絡ください。
    注射の前に診察をするので、脱ぎ着しやすい服装でお越しください。生後2か月の初めての注射の際は、股にボタンがついている服や前開きの服がおすすめです。
    また、初回予防接種の際は通常、飲むタイプのロタワクチンも行います。お腹がいっぱいだと上手に飲めないことがあるので、接種の1時間前までに授乳を終わらせておいてください。

  5. 受付をする

  6. 体温を測る

    受付で体温計をお渡ししますので、来院後に体温を計測してください。37.5度以上の場合は予防接種を受けられません。衣類の着せすぎや車の暖房の効かせすぎに注意してください。

  7. 診察をする

    注射の前に、医師の診察があります。2か月健診を行い、結果を母子手帳へ記入します

  8. 注射をする

    はじめての予防接種は、飲むタイプが1つ(ロタウイルスワクチン)と注射が3つ(①5種混合ワクチン、②小児用肺炎球菌ワクチン、③B型肝炎ワクチン)です。
    当院では、まずロタワクチンを飲んでいただきます。その際は、付き添いの方に授乳の時と同じように抱っこしていただきます。
    その次は注射です。通常は、左右の上腕伸側(二の腕の、力こぶの反対側)と大腿前面(太ももの前の方)をアルコール綿で消毒した後に注射をし、絆創膏を貼ります。はじめての予防接種の時は、まだ首が据わっていないので、診察台に横になった状態で注射をします(なお、生後4か月以降で首が据わったら抱っこの状態で注射をするようになります)。

  9. お会計をする

    大半の予防接種は定期接種で無料ですので、お会計はありません。
    (天童市以外の方は若干の支払いが発生することがあります)

  10. 注射の後は

    接種後30分間は院内または医院の近くにいて、万が一具合が悪くなった際にはすぐに駆け付けられるようにしていてください。

  11. 次の予防接種の予約を取る

    次回の予防接種も、スマホなどからWEB予約をお取りいただけます。


    WEB予約はこちら

    母子健康手帳を確認しながら、次回の接種時期をご予約ください。

なぜ予防接種が必要なの?

ほんの数十年前まで、医学が発展する前の時代は、人類は多産多死の時代でした。多くの子供が成人する前に亡くなっていたため、人口を維持するために一人の女性が5人以上の子供を産むのが当たり前でした。天然痘、麻疹、百日咳、ジフテリア、ポリオなど、今ではほとんど耳にしないこれらの感染症で、多くの子供たちが命を落としていたのです。これが、「自然」であるということです。
このような悲劇を減らしたいという強い願いから、予防接種(ワクチン)が開発されました。多くの人が痛みを我慢して予防接種を受けることで、集団全体の免疫力が高まり、恐ろしい感染症で亡くなる子供が非常に少なくなりました。
感染症はウイルスや細菌といった病原体が原因で、人から人へと広がります。体内に病原体が侵入すると、抗体という物質がそれを撃退します。しかし、初めての感染時には抗体が十分に準備されていないため、感染症が重症化しやすくなります。
予防接種は、病原体に似た成分を注射することで、体に感染の予行演習をさせます。その結果、本物の病原体が侵入した際に迅速に抗体を作る能力を身につけることができます。

予防接種は赤ちゃん本人と周囲の子どもを守ります

予防接種は、接種を受けた人が感染症にかかることを予防することを目的としています。また、社会全体で感染症の流行を防ぐ効果もあります。持病を持っている子供や特殊な治療を受けた後の子供は、予防接種を受けられない場合があります。そうした子供たちを感染症から守るためにも、接種できる人がしっかりと予防接種を受けて、感染症を蔓延させないことが重要です。

重篤な副反応の可能性

現在行われている予防接種は、安全性を確認しながら実施されています。重篤な副反応*が起こることもありますが、これは非常に稀で、約10万回に1回と言われています(予防接種の後にたまたま生じた別の病気も含まれています)。(詳細はこちらをご覧ください)
予防接種のメリットは、副反応のデメリットよりもはるかに大きいと考えられており、特に定期接種については接種する努力義務が法律で定められています。
一方、自然に回復する軽い副反応(一時的な発熱、注射部位の腫れ、赤み、痛み、不機嫌など)は20~30%くらいの割合で生じると言われています。
*重篤な副反応の例:アナフィラキシー、急性脳炎、急性脳症、けいれん、急性散在性脳脊髄炎、ギランバレー症候群など

副反応がもしも生じたら?

予防接種後には、発熱、接種部位の腫れ、赤み、不機嫌などの軽い副反応が見られることがあります。

症状 対応の目安
38℃台の発熱 元気があり、水分が取れていれば自宅で様子を見ることが多いです。
40℃前後の高熱 受診してください。
明らかに元気がない、意識がおかしい、呼吸が苦しそう すぐに受診してください。
嘔吐を繰り返す すぐに受診してください。
発熱が3日以上続く、咳が出る 副反応ではなく別の病気の可能性があります。受診しましょう。
接種部位の赤み・腫れ・しこり 通常は特別な処置は不要です。強く刺激しないでください。
肩や肘を越えて広く腫れる 受診してください。

38℃台までの発熱、接種部位の腫れ、しこりなどの軽い副反応であれば、2回目以降の予防接種も予定通り行うことが多いです。判断に迷う場合はご相談ください。

FAQ

初めての予防接種はいつから受けますか?

生後2か月になったら、できるだけ早めに始めるのがおすすめです。1か月健診が終わったら、早めに予約を取りましょう。

初めての予防接種では何本打ちますか?

通常、初回は飲むタイプのロタウイルスワクチンが1つ、注射が3つです。注射は、5種混合ワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチンなどを行います。

初めての予防接種で持ち物は何が必要ですか?

予診票、母子健康手帳、お子さんのマイナンバーカードまたは資格確認書をお持ちください。診察券をお持ちの方は、診察券もご持参ください。

初めての予防接種の日はどんな服装がよいですか?

脱ぎ着しやすい服装がおすすめです。生後2か月では、前開きの服や股にボタンがある服だと、診察や接種がしやすいです。

ロタワクチンの前に授乳してもよいですか?

お腹がいっぱいだとロタワクチンをうまく飲めないことがあります。接種の1時間前までに授乳を終えておくのがおすすめです。

初めての予防接種後、赤ちゃんが大泣きしても大丈夫ですか?

注射は痛いため、赤ちゃんが泣くのは自然なことです。注射が終わったら、しっかり抱っこして「頑張ったね」と声をかけてあげてくださいね。

初めての予防接種後はすぐ帰れますか?

接種後30分間は、院内または医院の近くで様子を見てください。万が一、急な副反応が起きた時にすぐ対応するためです。

予防接種後のお風呂や外出についても知りたいです

予防接種後のお風呂、外出、授乳、発熱、絆創膏などについては、予防接種Q&Aにまとめています。

予防接種Q&A

予防接種健康被害救済制度

重い副反応はまれですが、万が一に備えて、日本では予防接種健康被害救済制度が設けられています。

万が一定期接種のワクチンにより健康被害が生じた場合に備えて、日本では健康被害救済制度が設けられています。この制度では、医療費や障害年金などの給付が受けられます。

 

このページを書いた人:
天童ハート小児科 院長 高橋辰徳
小児科医

このページは、赤ちゃんの初めての予防接種を受ける保護者の方向けに、当院での予防接種の流れと注意点をまとめたものです。
最終更新日:2026年7月6日

参考:

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール

Know VPD! 予防接種スケジュール

予防接種健康被害救済制度について|厚生労働省

 

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