予防接種Q&A
赤ちゃん・子どもの予防接種について、接種後の授乳、外出、お風呂、絆創膏、発熱、腫れ、ロタウイルスワクチン、BCGなど、外来でよくある質問をまとめました。
下のQ&Aでは、予防接種後の過ごし方や副反応、受診の目安について詳しく説明しています。
| よくある疑問 | 目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 授乳・飲食 | 接種後30分が経過してから | 急な副反応がないか確認してからにしましょう。 |
| 外出 | 短時間なら可 | 薬局やスーパー程度は構いません。長時間、人混み、遠出、疲れる予定は避けるのが無難です。 |
| 保育園 | 接種後1時間が経過すれば可 | 園の方針も事前に確認してください。 |
| お風呂 | 接種後1時間が経過すれば可 | 注射したところを強くこすらないようにしてください。 |
| 外遊び | 普段通りの軽い活動は可 | 普段以上に激しい運動や、追い込む運動は控えましょう。 |
| 絆創膏・シール | 血が止まっていればすぐ剥がして可 | かぶれが出る場合は剥がしてください。嫌がる場合は数日貼ったままでも大きな問題はありません。 |
| 発熱 | 多くは接種後24時間以内、1日程度 | 元気がない、3日以上続く、咳がある場合は受診しましょう。 |
| 接種部位の腫れ | 多くは数日で改善 | 肩や肘を越えて広く腫れる、強く痛がる場合は相談してください。 |
実際の対応は、お子さんの年齢、接種したワクチン、症状の強さ、全身状態によって変わります。判断に迷う場合は、医療機関にご相談ください。
初めての予防接種でご心配な方は、初めての予防接種をご覧ください。
▶️日本小児科学会の「知っておきたいわくちん情報」はこちら〔公益社団法人 日本小児科学会公式サイト〕
▶️ワクチンで防げる病気(VPD)を知って子どもたちの命を守る〔NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会サイト〕
VPDとは、Vaccine(ワクチン)Preventable(防げる)Diseases(病気)の略で、「ワクチンで防げる病気」という意味です。
このページは、保護者の方向けに、予防接種後の過ごし方や副反応について、当院でよくあるご相談をもとに作成しています。
最終更新日:2026年7月6日
接種後30分を目安にしてください。30分経過すると、重いアレルギー反応であるアナフィラキシーの可能性がほぼなくなるため安心です。
薬局、スーパーなど、ちょっとした外出は構いません。普段とは違う疲れやすいイベントは避けるのが無難です。
接種から1時間経過したら保育園に預けて構いません。しかし、注射の後は倦怠感、発熱などが見られることがあり、預からないように決めている園もあります。それぞれの園にお問い合わせください。
接種から1時間経過したらお風呂に入って構いません。湯舟に浸かってもよいです。ただし、注射をしたところを強くこすらないようにしてください。
また、注射の後熱が出た場合や、体調が悪そうな場合は無理に入らない方が良いでしょう。
はい、大丈夫です。普段と同じ程度の運動は構いません。
しかし、普段以上に激しい運動や、スポーツクラブなどで激しく追い込むような運動は控えてください。
血がでていなければ、すぐに剥がしてしまって構いません。剥がす際に少し痛むのを嫌がる場合や、絆創膏に描かれたキャラクターが気に入って剝がしたくない場合などは、数日間貼りっぱなしでも構いません。(いずれ必ず剥がれます)
接種後30分間は病院の近くにいて、もしもの際にはすぐに駆け付けられるようにしていてください。ごくまれに、アナフィラキシーという非常に強いアレルギー反応が生じることがあるからです。
安静にして、自宅ですごしましょう。熱さましの座薬や飲み薬がある場合は、使っていただいても構いません。
元気がない、意識状態がおかしい、呼吸が苦しそう、嘔吐を繰り返している、などの場合はすぐに受診してください。
3日以上発熱が続く、咳が出る、などの場合は、予防接種の副反応ではなく他の病気の可能性があります。やはり受診するようにしましょう。
ほとんどの場合、接種から24時間以内に熱が出て、1日以内に収まります。
麻しん風しん、水痘、おたふくかぜなどの生ワクチンの場合は、接種から1週間前後経過してから熱が出ることがありますが、やはり1日程度で収まることが多いです。
大半の場合大丈夫です。
予防接種をした箇所が痛んだり、倦怠感があったり、熱っぽさなどの不調を感じることがあります。そのため、言葉を話せない赤ちゃんは泣いて教えようとします。少し機嫌が悪い程度で普段と大きく変わらず過ごせている場合は、受診の必要はありません。多くの場合、接種の翌日には治まります。
また、予防接種は、病原体そっくりなものを体内に入れて体の免疫系を活性化させるものです。この過程で風邪をひいたような状態になることがあり、その際に体力を回復させるためにぐっすり眠ることがあります。
冷やしたり、湿布を貼ったりします。ひどい場合は受診しましょう。
赤くはれるのは注射したその日~翌日のことが多いですが、数日後に赤くなることもあります。通常は3-4日で消えますが、時に硬いしこりが数か月残ることもあります。通常は特別な対処は不要ですが、強く刺激しないようにしてください。
熱をもっている場合は冷やしてあげたり、湿布を貼ると楽になることもあります。肩や肘を、股関節や膝を越えて広い範囲に腫れが広がる場合や、強い痛みがある場合は医師に相談してください。
以下のような症状が見られることがあり、通常は注射後数分以内に生じます。これらの症状が現れた場合は、速やかに受診してください。
熱や注射部位の軽い赤みや腫れ程度であれば、それ以降の予防接種もしっかり行いましょう。回数を重ねるごとに熱がでなくなってくることもあります。
はい、大丈夫です。
通常飲み直しはしません。少量でも飲み込んでいれば十分な効果があるためです。
血便・下痢などに注意してください。
規程通りに初回接種を14週6日までに行い、生後24週までに接種を完了した場合、腸重積になる可能性は非常に低いです。(1/10万程度)
時に便が緑っぽくなることもありますが、通常心配ありません。
注射の際の嘔吐を防ぐために、接種前30分は授乳や飲食を避けてください。注射を怖がるお子さんにアメやグミなどを少量与える分には構いませんが、注射の前には口の中を空っぽにしておいてください。
軽い場合は接種できることもあります。
発熱を伴う場合、症状が重い場合などは接種できないこともあります。
主治医に相談しましょう。
スタッフにご相談ください。
定期予防接種は定められた期間内に接種する必要があります。その時期を過ぎると、自費での接種となってしまいます。
ただし、病気や治療(輸血、ガンマグロブリン、人工心肺の使用など)の影響で接種ができなかった場合は公費負担の対象となる可能性があるので、居住地の役所にお問い合わせください。
ワクチンやその成分で激しいアレルギー反応を起こしたことがなければ、すべての予防接種が可能です。
注射は痛いので、嫌がるのは当然です。当院からおすすめしたい対応は以下の通りです
良くない例:「痛くないから(←痛いです)」「今日は注射しないから(←します)」
悪気のない嘘でも、注射をされるとお子さんは「騙された」と大きなショックを受けます。親御さんが「嘘をつく人」と認識されると、親子の信頼関係に影を落とすこともあります。
良くない例:「言うこと聞かないと、注射してもらうよ」「泣いたらもう一つ注射してもらうよ」予防接種は罰ではありません。お子さんを病気から守るために行う、とても大切な医療行為です。予防接種と罰を結び付けられて育てられたお子さんが大人になった時、「あらゆるワクチンは悪、注射しない方が良い」という主張を聞いたらどう思うでしょうか?ワクチンに対するネガティブな思いと非常に親和性が高く、傾倒しやすくなってしまうかもしれません。
例:「痛いし怖いし、嫌だよね。注射の時はギュッと抱っこしてあげるから頑張ろうね」
注射されるお子さんを「かわいそう」と思うのではなく、「痛みを半分こする」つもりで抱いてあげると良いこともあります。
例:「注射をすると、バイキンに負けない強い体になるんだよ。だから頑張ろうね」
繰り返し、自宅にいる時から説明してあげると効果的です。
接種部位を予め冷やしたり、痛み止めの軟膏を塗っておくことで痛みを軽減するなどの工夫が出来ることもあります。ご相談ください。
可能な限り自主的に注射ができるよう配慮することは大事ですが、最終的にはしっかり抱っこして注射するしかないこともあります。嫌な時間を長引かせず、手早く終わらせることも重要です。
いいえ、痛くないとは言わないでください。
注射は痛いものです。
お子さんにとって、「痛みそのもの」によって生じる苦痛以上に、「痛くないと言われたのにやっぱり痛かった」という不信感の方が重くのしかかることがあります。
例:「痛いのにとってもよく頑張ったね」是非大げさに褒めてあげてください。我々スタッフ一同も一緒に褒めてあげます!
例:「泣いちゃったけど、動かないように頑張ったんだよね。偉かったよ」
当院では、壁の模様やキャラクターのお話をして気をそらしている間などに、できるだけ手早く接種するように心がけています。
また、ご希望の方には、特別な細い針を使用できる場合があります。皮膚に刺す瞬間の痛みを少し和らげる働きがあります(ただしその後の薬液注入時の痛みは変わりませんので、痛みが「なくなる」ことはありませんが、「減らす」ことは期待できます)。ワクチンの種類によって使える場合と使えない場合があります。細い針をご希望の場合は、接種前にスタッフにご相談ください。細い針を使用する場合は1本100円です。
これらはRSウイルスに対するモノクローナル抗体といって、ワクチンとは異なるものです。お互いの接種時期をずらす必要はありません。
麻疹/風しんワクチン、水痘ワクチン、おたふくワクチンは、効果が低下する可能性があるため、治療から2-3か月空けてから接種します。川崎病などに対して大量ガンマグロブリン製剤投与を受けた場合は、6か月あけてから接種します。
その他のワクチンは接種時期をずらす必要はありません。
注射の前に診察をするので、脱ぎ着しやすい恰好が良いです。特に生後2か月の初めての注射の際は、股にボタンがついている服や前開きの服がおすすめです。また、首が据わった後は親御さんにお子さんを抱っこしてもらって注射をすることがあります。椅子に座った親御さんの脚の間にお子さんを挟んでもらうこともありますので、スカートではなくパンツスタイルがおすすめです。
またヒトパピローマウイルスワクチンの際は、左肩のあたりに注射します。大きく肩を出せる服装がおすすめです。