感染症
世の中には非常に多くの病原体が存在し、それぞれが様々な症状を引き起こします。ここでは、そのうちのごく一部、代表的なもののみをご紹介します。
(なお、お子さんが熱を出した場合、原因となる病原体を特定できないことが大半です)
感染症の症状の重さは人それぞれで、非常に重症化することもあれば、極めて軽症で感染に気づかないこともあります。
世の中には無数の病原体がありますが、そのうちごく一部が院内で検査可能です。
(検査キットの入荷状況などにより検査ができないこともあります)
通常、10分~30分で結果が分かります。
特に発熱から間もない時期のインフルエンザ迅速検査では偽陰性になりやすいと言われています。インフルエンザ流行時期は、発熱直後に来院して検査が陰性だった場合でも、状況や診察結果からインフルエンザである可能性が極めて高い場合は「みなし陽性」としてインフルエンザと診断することもあります。また、発熱から12時間以上経過してからの(再)検査をお勧めすることもあります。
周囲の流行状況や医師による身体所見の結果、その感染症である見込み(検査前確率)が高くないにもかかわらず迅速検査を行うと、偽陽性が増えて不利益をもたらします(これはベイズの定理に基づいて数学的に証明されています)。
検査によっては、限られた条件の場合のみ保険適応となることがあります(それ以外は自費)。
無症状だが、心配なので検査をする場合、園や学校からの指示で検査をする場合
保険診療と自費診療を同時に行う混合診療は禁止されているため、自費診療となった場合は他のすべての医療行為分もまとめて自費となり、高額な支払いが必要となります。
検査の必要性は医師が判断しますのでご了承ください。過剰な検査はお子さんに負担をかけ、偽陽性の確率を上げることになります。